転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ~婚約式はロマンスの始まりですか!?~
 それに、先日セスが届けてくれた情報もある。本当にティアンネ妃とザーラが手を結んだというのなら、ザーラの様子をうかがういいチャンスだ。
 えい、と気合を入れるヴィオラの様子をニイファが見守っていることに、ヴィオラは気づいていなかった。
 
 ◇ ◇ ◇
 
 昼食会は、気軽な雰囲気で始められた。前菜、スープ、魚料理は皮目をパリッと焼き上げた鱸(すずき)のソテーにハーブソースをかけたもの。肉料理は、ミートソースをカレー風味に仕上げたコテージ・パイだ。

「……これは、コテージ・パイだな」
「はい、陛下。ミートソースをカレー風味に仕上げました」

 ヴィオラの説明に、皇帝はうんうんとうなずいている。もうひと口、

「カレー粉の配合を変えたのか」
「はい、陛下。香辛料の配合を少し変えたとアラムが言っていました。ぜひ、ミナホ国のヤエコ様にも味見をしていただいて感想を聞きたい、と」
「ふむ。ヤエコ殿が戻ってくるまではまだ少しかかるな。いつだったか?」
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