転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ~婚約式はロマンスの始まりですか!?~
そのひと言だけで、ずいぶん救われたような気がした。
リヒャルトが立ち去り、改めてノートと向かい合おうとしたところで、また声をかけられる。
「ヴィオラ、ちょっといいか。リヒャルトと話をしていたから待ってたんだ」
「タケル様、どうぞ。そういえば、今日はタケル様もお休みでしたよね」
いつもなら、休日には皇妃とお茶を飲むのだが、今日は、皇妃は皇帝の側につきそっている。
タケルとも食事の席では顔を合わせるけれど、それ以外の場で会うのは、皇帝が倒れて以来初めてだった。
「ああ――まったく、この国のやつらって、どうなってるんだ?」
隣に座るなり、タケルがぼやく。彼が、こんな風にぼやくのは珍しかったから、ヴィオラはノートを脇に置いた。どうせなにも書いていないのだから、あとでいい。
「また、誰かになにか言われました?」
「――別に。そういうわけでもないんだけどさ」
と言いつつも、タケルの歯切れは悪い。
「なあ、ヴィオラ。お前は噂を聞いてないのか?」
「噂って?」
リヒャルトが立ち去り、改めてノートと向かい合おうとしたところで、また声をかけられる。
「ヴィオラ、ちょっといいか。リヒャルトと話をしていたから待ってたんだ」
「タケル様、どうぞ。そういえば、今日はタケル様もお休みでしたよね」
いつもなら、休日には皇妃とお茶を飲むのだが、今日は、皇妃は皇帝の側につきそっている。
タケルとも食事の席では顔を合わせるけれど、それ以外の場で会うのは、皇帝が倒れて以来初めてだった。
「ああ――まったく、この国のやつらって、どうなってるんだ?」
隣に座るなり、タケルがぼやく。彼が、こんな風にぼやくのは珍しかったから、ヴィオラはノートを脇に置いた。どうせなにも書いていないのだから、あとでいい。
「また、誰かになにか言われました?」
「――別に。そういうわけでもないんだけどさ」
と言いつつも、タケルの歯切れは悪い。
「なあ、ヴィオラ。お前は噂を聞いてないのか?」
「噂って?」