転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ~婚約式はロマンスの始まりですか!?~
 丼だけだとバランスが悪くなってしまうが、一緒に出すスープは、野菜たっぷりの具沢山のものにしたらそれなりに栄養が取れるだろう。

「アラム、手伝ってくれる? 新しいメニューを試してみたいの」
「もちろんですとも!」

 アラムは、ヴィオラの頼みは断らない。心強く思いながら、ヴィオラは必要な食材をメモし始めた。

 ヴィオラが騎士団員達に料理を振る舞うことになったのは、それから三日後のことだった。騎士団の厨房を借りてヴィオラとアラムが指導して調理するのだ。
 いつもの通りニイファも手伝いに来てくれているし、料理当番の騎士団員も控えている。リヒャルトもこちらに来ているが、彼は戦力にならないと思う。

「こちらの牛肉は、タレに漬け込んであります。タレのレシピは、あとでアラムに聞いてください」

 牛肉は漬け込む時間が必要なので、事前に満月宮の厨房で下ごしらえをして運んできた。

「……まずは、親子丼を作ります! 鶏肉と卵を使うから親子、です。豚や牛を使う時は、他人丼って言うんですって」

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