転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ~婚約式はロマンスの始まりですか!?~
紅茶を冷たくして飲むという習慣は、こちらにはなかった。ヴィオラが持ちこんだものだ。一晩かけてじっくり水出しした紅茶はまろやかで香りもいい。
まだ肌寒い日も多いが、汗をかいたあとは冷たい飲み物の方がいいだろうと、わざわざ昨日のうちに用意したのだ。
稽古を終えたふたりにアイスティーをすすめると、ふたりとも喜んでグラスを手に取った。
「うまあああああい! ひゃー、生き返った!」
タケルは満足したようだ。甘みを足すためのシロップは、必要ないらしく、グラスの中身を一気に飲み干した。
リヒャルトもゆっくりと紅茶を味わっている。
(アイスティーにしてよかった)
アラムに頼んで、昨晩のうちに、氷室に入れてもらった。出してきたのはつい先ほどだから、まだキンと冷えている。
「――あれ?」
庭園に持ち出したテーブルでお茶をしようとしていたら、タケルが不意に視線を巡らせた。
「なあ、あれ――誰の馬車だ?」
「――あれは!」
タケルの言葉に、血相を変えてリヒャルトが立ち上がった。
まだ肌寒い日も多いが、汗をかいたあとは冷たい飲み物の方がいいだろうと、わざわざ昨日のうちに用意したのだ。
稽古を終えたふたりにアイスティーをすすめると、ふたりとも喜んでグラスを手に取った。
「うまあああああい! ひゃー、生き返った!」
タケルは満足したようだ。甘みを足すためのシロップは、必要ないらしく、グラスの中身を一気に飲み干した。
リヒャルトもゆっくりと紅茶を味わっている。
(アイスティーにしてよかった)
アラムに頼んで、昨晩のうちに、氷室に入れてもらった。出してきたのはつい先ほどだから、まだキンと冷えている。
「――あれ?」
庭園に持ち出したテーブルでお茶をしようとしていたら、タケルが不意に視線を巡らせた。
「なあ、あれ――誰の馬車だ?」
「――あれは!」
タケルの言葉に、血相を変えてリヒャルトが立ち上がった。