転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ~婚約式はロマンスの始まりですか!?~
ヴィオラに向けてくれる笑顔は優しかったし、ちょっと軽い口調も、敬意が足りないと言われればそれまでだけれど、ヴィオラとしては親しみの表れのように感じて嬉しかった。
彼に裏切られたと知った時はショックを覚えたが、それでも嫌いにはなれなかった。
彼がどのくらいの時間、ここに倒れていたのかわからない。ヴィオラが押さえた上から、どんどん血が溢れてくる。
「――ヴィオラ!」
走ってやってきたリヒャルトは、毛布を抱えていた。
「とりあえず、これを」
ヴィオラが下着だけなのに気づき、上着を脱いでかけてくれる。長身のリヒャルトの上着は、ヴィオラの身体を隠すには十分だった。
「この毛布で包んで運ぶ。タケルも手を貸してくれ」
「それはいいけどさあ、とりあえず、腹の傷は押さえておかないと。廊下にぼとぼと血を垂らして歩くのはまずいだろ」
彼に裏切られたと知った時はショックを覚えたが、それでも嫌いにはなれなかった。
彼がどのくらいの時間、ここに倒れていたのかわからない。ヴィオラが押さえた上から、どんどん血が溢れてくる。
「――ヴィオラ!」
走ってやってきたリヒャルトは、毛布を抱えていた。
「とりあえず、これを」
ヴィオラが下着だけなのに気づき、上着を脱いでかけてくれる。長身のリヒャルトの上着は、ヴィオラの身体を隠すには十分だった。
「この毛布で包んで運ぶ。タケルも手を貸してくれ」
「それはいいけどさあ、とりあえず、腹の傷は押さえておかないと。廊下にぼとぼと血を垂らして歩くのはまずいだろ」