転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ~婚約式はロマンスの始まりですか!?~
立ち上がり、部屋を出ようとしたヴィオラの手を掴んで引き留めたリヒャルトは続けた。
「延期になっていた婚約式の日取りが正式に決定した。父上も出席してくださるそうだ」
「そうですか……ティアンネ妃とザーラ妃が手を組んだのなら、婚約式の前にきっとなにかありますよね。リヒャルト様は、何か対抗策をお考えですか?」
「――まったく、君は鋭いな」
ヴィオラの手を取ったまま、リヒャルトは苦笑いした。
「ティアンネ妃の滞在している宮に出入りする人間を監視していたのは知っているだろう。全員、皇宮を出たあとどこに行ったのかを調査したところ、リンデルトに行き当たった」
リンデルトの名を聞くと、ヴィオラも背筋を正さずにはいられない。
国を出てから二十年以上。皇妃になるというティアンネ妃の野望を叶えるために、力を尽くしてきたのは彼だった。
「リンデルトは油断していたんでしょうか」
「さあな。だが、すぐ近くに潜んでいたぞ。目立たないように、俺が行ってこようと思う」
「延期になっていた婚約式の日取りが正式に決定した。父上も出席してくださるそうだ」
「そうですか……ティアンネ妃とザーラ妃が手を組んだのなら、婚約式の前にきっとなにかありますよね。リヒャルト様は、何か対抗策をお考えですか?」
「――まったく、君は鋭いな」
ヴィオラの手を取ったまま、リヒャルトは苦笑いした。
「ティアンネ妃の滞在している宮に出入りする人間を監視していたのは知っているだろう。全員、皇宮を出たあとどこに行ったのかを調査したところ、リンデルトに行き当たった」
リンデルトの名を聞くと、ヴィオラも背筋を正さずにはいられない。
国を出てから二十年以上。皇妃になるというティアンネ妃の野望を叶えるために、力を尽くしてきたのは彼だった。
「リンデルトは油断していたんでしょうか」
「さあな。だが、すぐ近くに潜んでいたぞ。目立たないように、俺が行ってこようと思う」