転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ~婚約式はロマンスの始まりですか!?~
「イローウェン王国を出発し、オストヴァルト帝国に向かう途中、ヴィオラの乗った馬車が襲われた件だが――」
ヴィオラの肩に置かれた手に力がこもる。彼もまた、この状況を苛立たしく思っているのが伝わってきた。
「実際に手をくだした者を捕らえた。王宮に出入りしていたリンデルト・ジェリエンから証言も得たぞ」
「リンデルト・ジェリエン……?」
心当たりがないというように、ザーラが首をかしげる。リヒャルトはそこに追い打ちをかけた。
「最近、主が替わった商会があるだろう。王宮に出入りするのにリンデルトが買い取ったんだ」
「――ザーラ、お前はなんということを。皇太子の前でヴィオラに毒を盛っただけでも罪になるというのに」
父がザーラの方に一歩踏み出す。そんな父の手を振り払ったザーラは、ざらついた声で言った。
「だって、腹が立つのよ。私は、あの女が死ぬまで王妃にはなれなかった。それなのに、この娘はオストヴァルト帝国の皇太子妃になろうとしている。少しくらい嫌がらせをしてもいいではないの」
ヴィオラの肩に置かれた手に力がこもる。彼もまた、この状況を苛立たしく思っているのが伝わってきた。
「実際に手をくだした者を捕らえた。王宮に出入りしていたリンデルト・ジェリエンから証言も得たぞ」
「リンデルト・ジェリエン……?」
心当たりがないというように、ザーラが首をかしげる。リヒャルトはそこに追い打ちをかけた。
「最近、主が替わった商会があるだろう。王宮に出入りするのにリンデルトが買い取ったんだ」
「――ザーラ、お前はなんということを。皇太子の前でヴィオラに毒を盛っただけでも罪になるというのに」
父がザーラの方に一歩踏み出す。そんな父の手を振り払ったザーラは、ざらついた声で言った。
「だって、腹が立つのよ。私は、あの女が死ぬまで王妃にはなれなかった。それなのに、この娘はオストヴァルト帝国の皇太子妃になろうとしている。少しくらい嫌がらせをしてもいいではないの」