転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ~婚約式はロマンスの始まりですか!?~
「よ、よろしいですとも……」
父の顔に、悔しい色が浮かんでいるのは気のせいだろうか。
皇宮で働いている毒見係により、ヴィオラの茶にまぎれこんでいたのは、ダレル草の抽出液であるということが証明された。
「わ、私ではないと言っているでしょう」
「致死量ではなかったそうですよ? 明日の婚約式に私が出られなければいいと思ってましたか?」
ザーラを見るヴィオラの表情は、さめていた。
(今までにも何度もあったことじゃない。別に、今さらよね)
「――私だけ〝事故〟にあったことが何度も。お父様だって、それはご存じでしょう? お見舞いに来てくれたことすらなかったけれど」
こちらを見ている父が顔をゆがませたけれど、その表情を見てもまったく心が動かない。最後の最後、父とのつながりを求めたいという気持ちがぷつりと切れたようだった。
「――それと、もう一点」
リヒャルトがヴィオラの肩に手を置いて言う。背後から両肩に手を置かれ、一歩後退させられた。
父の顔に、悔しい色が浮かんでいるのは気のせいだろうか。
皇宮で働いている毒見係により、ヴィオラの茶にまぎれこんでいたのは、ダレル草の抽出液であるということが証明された。
「わ、私ではないと言っているでしょう」
「致死量ではなかったそうですよ? 明日の婚約式に私が出られなければいいと思ってましたか?」
ザーラを見るヴィオラの表情は、さめていた。
(今までにも何度もあったことじゃない。別に、今さらよね)
「――私だけ〝事故〟にあったことが何度も。お父様だって、それはご存じでしょう? お見舞いに来てくれたことすらなかったけれど」
こちらを見ている父が顔をゆがませたけれど、その表情を見てもまったく心が動かない。最後の最後、父とのつながりを求めたいという気持ちがぷつりと切れたようだった。
「――それと、もう一点」
リヒャルトがヴィオラの肩に手を置いて言う。背後から両肩に手を置かれ、一歩後退させられた。