転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ~婚約式はロマンスの始まりですか!?~
以前は、父とザーラがただ怖かった。それなのに、今は、そんなことはないように思える。ヴィオラ自身にも、自分の変化は妙に感じられた。
以前よりふたりが小さく見える――それは、この国に来て、多くの人と会ったから感じることなのだろうか。
(……お父様が、こんなに小さく見えるなんて考えたこともなかった)
今日、顔を合わせるまであんなにも恐れていたのに、今は恐怖は覚えない。
けして父を軽んじているわけではない。だが、皇帝と父では背負うものの大きさが違う。
それから、隣の部屋に移動して晩餐会となった。
今日の出席者は皇帝夫妻に皇太子であるリヒャルト、それからその婚約者になる予定のヴィオラと、ヴィオラの両親――ザーラが継母であるのは周知の事実である――の他、皇帝の複数いる妃達やその子供達が出席している。
前世の言葉を借りるならば〝両家の顔合わせ〟なのだろうが、皇家と王家の縁談ということもあり、もっと仰々しい雰囲気が漂っていた。
「両国の繁栄を願って――乾杯」
以前よりふたりが小さく見える――それは、この国に来て、多くの人と会ったから感じることなのだろうか。
(……お父様が、こんなに小さく見えるなんて考えたこともなかった)
今日、顔を合わせるまであんなにも恐れていたのに、今は恐怖は覚えない。
けして父を軽んじているわけではない。だが、皇帝と父では背負うものの大きさが違う。
それから、隣の部屋に移動して晩餐会となった。
今日の出席者は皇帝夫妻に皇太子であるリヒャルト、それからその婚約者になる予定のヴィオラと、ヴィオラの両親――ザーラが継母であるのは周知の事実である――の他、皇帝の複数いる妃達やその子供達が出席している。
前世の言葉を借りるならば〝両家の顔合わせ〟なのだろうが、皇家と王家の縁談ということもあり、もっと仰々しい雰囲気が漂っていた。
「両国の繁栄を願って――乾杯」