転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ~婚約式はロマンスの始まりですか!?~
頭の両側には三本ずつ編み込みを作り、後頭部でそれらをひとつに束ねる。
束ねた髪をくるりとお団子状にして、たくさんのピンで固定した。飾りに挿したのは、ミナホ国の王姉であるヤエコからもらった銀の髪飾りだ。
ドレスもいつもと比べるといくぶんフリルの少ないもの。色は、新緑を思わせる鮮やかな緑だ。
(……大人っぽく見えているのかしら、これ)
自分の容姿が幼いのはわかっているし、ニイファの教えを受けてそれをさんざん利用してきたけれど、年齢相応の装いをさせられると逆に困惑する。
「……できました」
化粧はしなかったが、睫毛は上向きにくるんとカールさせられる。それだけで目がひと回り大きく見えて、いつもより少し迫力を増しているように思えた。
(……お妃様達やヤエコ様みたいなわけにはいかないだろうけれど……堂々としてなくちゃ)
この国に来てから、今まで知り合ったことがないようなたくさんの女性と関わってきた。
束ねた髪をくるりとお団子状にして、たくさんのピンで固定した。飾りに挿したのは、ミナホ国の王姉であるヤエコからもらった銀の髪飾りだ。
ドレスもいつもと比べるといくぶんフリルの少ないもの。色は、新緑を思わせる鮮やかな緑だ。
(……大人っぽく見えているのかしら、これ)
自分の容姿が幼いのはわかっているし、ニイファの教えを受けてそれをさんざん利用してきたけれど、年齢相応の装いをさせられると逆に困惑する。
「……できました」
化粧はしなかったが、睫毛は上向きにくるんとカールさせられる。それだけで目がひと回り大きく見えて、いつもより少し迫力を増しているように思えた。
(……お妃様達やヤエコ様みたいなわけにはいかないだろうけれど……堂々としてなくちゃ)
この国に来てから、今まで知り合ったことがないようなたくさんの女性と関わってきた。