転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ~婚約式はロマンスの始まりですか!?~
「素敵。じゃあね、バターたっぷりのバタークッキーを用意してもらっていい? あと、ドライフルーツのドロップクッキー」
「かしこまりました。どちらも厨房に常備されていますから、帰ったらすぐにお持ちしますね」
「楽しみ」
ニイファの提案は、馬の目の前にニンジンをぶらさげるようなものだ。
ヴィオラが気の進まない面会に赴くにあたり、ご褒美を用意して、なんとか乗りきることができるように工夫してくれている。
いくぶん気が楽になったところで、廊下に出る。どんな状況でも、ニンジンというものは大切らしい。
少し行ったところで、向こうからリヒャルトが歩いてくるのに気がついた。
「もう、行くのか」
「……はい」
皇帝にまで伝わっているかヴィオラは知らないが、皇妃とリヒャルトはヴィオラが国元でどんな扱いを受けていたのかを知っている。
ヴィオラの顔が緊張にこわばっていることに、リヒャルトは目ざとく気がついたようだった。
「そこまで、送る」
「かしこまりました。どちらも厨房に常備されていますから、帰ったらすぐにお持ちしますね」
「楽しみ」
ニイファの提案は、馬の目の前にニンジンをぶらさげるようなものだ。
ヴィオラが気の進まない面会に赴くにあたり、ご褒美を用意して、なんとか乗りきることができるように工夫してくれている。
いくぶん気が楽になったところで、廊下に出る。どんな状況でも、ニンジンというものは大切らしい。
少し行ったところで、向こうからリヒャルトが歩いてくるのに気がついた。
「もう、行くのか」
「……はい」
皇帝にまで伝わっているかヴィオラは知らないが、皇妃とリヒャルトはヴィオラが国元でどんな扱いを受けていたのかを知っている。
ヴィオラの顔が緊張にこわばっていることに、リヒャルトは目ざとく気がついたようだった。
「そこまで、送る」