かりそめ婚ですが、一夜を共にしたら旦那様の愛妻欲が止まりません
「だからそうだと言っているだろ? それに芽衣、こう言ってはなんだが……君の手にしているピンバッジは偽物だ」
「えっ!? にせ、もの……?」
どういうこと? 偽物って? どうして?
どこからどう見ても私がなくしたピンバッジだ。それなのに長嶺さんは偽物だという。
「な、長嶺部長、いくらなんでも冗談が過ぎますよ? 偽物なわけ――」
「本物は裏に受賞者の登録番号が刻まれているはずだ。見てみろ」
長嶺さんに言われて、ピンバッジの裏を見てみる。けれど、そこはツルツルの面でなにも記されてはいなかった。
「まぁ、それは小さいからな、君が気づかなかったとしても仕方のないことだ。本物はこっちだ」
長嶺さんがポケットから取り出したものを私の手に載せる。裏面を見ると、三桁の数字が小さく刻まれていた。
「あ、本当だ……」
その様子を見ていた猪瀬君の表情が強張り、渋く顔を歪めた。
「えっ!? にせ、もの……?」
どういうこと? 偽物って? どうして?
どこからどう見ても私がなくしたピンバッジだ。それなのに長嶺さんは偽物だという。
「な、長嶺部長、いくらなんでも冗談が過ぎますよ? 偽物なわけ――」
「本物は裏に受賞者の登録番号が刻まれているはずだ。見てみろ」
長嶺さんに言われて、ピンバッジの裏を見てみる。けれど、そこはツルツルの面でなにも記されてはいなかった。
「まぁ、それは小さいからな、君が気づかなかったとしても仕方のないことだ。本物はこっちだ」
長嶺さんがポケットから取り出したものを私の手に載せる。裏面を見ると、三桁の数字が小さく刻まれていた。
「あ、本当だ……」
その様子を見ていた猪瀬君の表情が強張り、渋く顔を歪めた。