かりそめ婚ですが、一夜を共にしたら旦那様の愛妻欲が止まりません
「では、早速なんですけど、お店の情報をいくつか教えていただきたいんです」
コンサルで最も重要なのは可能な限りクライアントから情報を引き出すことだ。そこから得た情報を元に方向性が決まる。だから、プランを立てる前に十分な情報を集める必要がある。
「そうねぇ……」
恭子さんが真面目な表情になる。なかなか言い出せないこともあるかもしれないけれど、親身になって耳を傾けることは重要だ。それに、何事も初めが肝心。ちゃんとここの店の人たちに自分を認めてもらわなきゃいけない。
「芽衣さんって年いくつ?」
「へ?」
てっきりこれからどう売り上げを伸ばしたいか、集客するにはどうすればいいか、などの定番の問題点を聞かされると思って、ある程度頭の中で返答の言葉を準備していたけれど、恭子さんの口から出たものはまったく見当違いのもので、思わず目が点になってしまった。
「二十五です、けど……」
「そうなの? 見えないなぁ~」
恭子さんが笑ってじっと私を見ている。
見えないって……それって案外年いってるって意味? それとも意外と若いって意味?
「じゃあさ、芽衣さんの好きなケーキ教えて」
「好きなケーキはショートケーキです」
ちょ、なに真面目に答えてるのよ私。面接じゃないんだから!
でも、これも信頼関係を深めるため、仕事以外の話もちゃんとできないと……だよね?
それから、好きな男性のタイプとか休みの日は何してるだとか、胸につけているピンバッジ素敵ね、どこで買ったの?だとか、仕事に全く関係のない質問をいくつかされて、いい加減困っていると……。
「うん、合格ね!」
「ご、合格?」
パン!と恭子さんが手を叩いて、呆気に取られている私ににこりと笑った。
「あなたのこと、気に入ったわ。芽衣さんとならうまく仕事をやっていけそう」
「あの、一体……どういう意味でしょうか?」
意味がわからなくてぽかんとしてしまう。
コンサルで最も重要なのは可能な限りクライアントから情報を引き出すことだ。そこから得た情報を元に方向性が決まる。だから、プランを立てる前に十分な情報を集める必要がある。
「そうねぇ……」
恭子さんが真面目な表情になる。なかなか言い出せないこともあるかもしれないけれど、親身になって耳を傾けることは重要だ。それに、何事も初めが肝心。ちゃんとここの店の人たちに自分を認めてもらわなきゃいけない。
「芽衣さんって年いくつ?」
「へ?」
てっきりこれからどう売り上げを伸ばしたいか、集客するにはどうすればいいか、などの定番の問題点を聞かされると思って、ある程度頭の中で返答の言葉を準備していたけれど、恭子さんの口から出たものはまったく見当違いのもので、思わず目が点になってしまった。
「二十五です、けど……」
「そうなの? 見えないなぁ~」
恭子さんが笑ってじっと私を見ている。
見えないって……それって案外年いってるって意味? それとも意外と若いって意味?
「じゃあさ、芽衣さんの好きなケーキ教えて」
「好きなケーキはショートケーキです」
ちょ、なに真面目に答えてるのよ私。面接じゃないんだから!
でも、これも信頼関係を深めるため、仕事以外の話もちゃんとできないと……だよね?
それから、好きな男性のタイプとか休みの日は何してるだとか、胸につけているピンバッジ素敵ね、どこで買ったの?だとか、仕事に全く関係のない質問をいくつかされて、いい加減困っていると……。
「うん、合格ね!」
「ご、合格?」
パン!と恭子さんが手を叩いて、呆気に取られている私ににこりと笑った。
「あなたのこと、気に入ったわ。芽衣さんとならうまく仕事をやっていけそう」
「あの、一体……どういう意味でしょうか?」
意味がわからなくてぽかんとしてしまう。