空に星が綺麗
「元…ママのご飯じゃ、ダメなの?」

そう言った私に、
「ママのご飯も、もちろん美味しいよ。

でも、とーたんはママのご飯よりもお姉さんのご飯が元気になれると思うの。

お姉さんのご飯、とーたんはいつも美味しいって言ってたから」

青空ちゃんは言い返した。

「お姉さんの美味しいご飯で、とーたんを元気にさせて欲しいの」

真っ直ぐに、大切に育てられたんだなって思った。

それはそれは、本当に、大切に。

「うん、わかった」

私は首を縦に振ってうなずいた。

「とーたんを元気にさせるために、美味しいご飯を作るね」

そう宣言した私に、青空ちゃんは笑顔を見せてくれた。

「絶対にね!」

「うん」

「約束だよ!」

青空ちゃんが小指を私に差し出してきたので、私は自分の小指を絡めた。

「指切りげんまん!」
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