神様がくれたプレゼント
「それに……俺、美桜のこと好きだから」

「えっ?」

「一目惚れだから……」

照れてるのを隠すように私を抱きしめた。
 
「……嬉しいっ」
 
私も翔さんを抱きしめた。

「今日は嫌じゃないんだね……」

「……何のこと?」

「この前は……私が背中に手を回したらビクッてしてたから、嫌われたのかなって思ってた」

あ〜、私何恥ずかしいこと言ってるんだろう?もう、嫌だぁ。

「あれは、俺何やってるんだろうって。告白もしてないのに悪いことしたなぁって思ってさっ」

本当、照れてるのが可愛い。私まで嬉しくなって笑顔になる。私から翔さんの頬を両手で触れた。

「可愛い……」

「それは、俺のセリフ」

お互いの唇が重なった。触れるだけの優しいキス。穏やかな時間が流れているのがわかった。

 
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