神様がくれたプレゼント
それから、私達は付き合うことになった。

毎日の生活に変わりはないが、今までよりもっと身近な存在になった。

「美桜、おはよう」

寝ぼけながら、キッチンに立って料理をしている私に後ろから抱きついてくる。

「おはよう、翔」

私も挨拶。こういう朝がたまらなく嬉しい。

「もう少しで出来るから待っててね」

「う〜ん……」

まだ寝ぼけてるのか、なかなか離れてくれない。でも、嬉しいからいいんだけど……。こういう日常が当たり前になっていた。毎日、幸せだった……。
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