かりそめ夫婦のはずが、溺甘な新婚生活が始まりました
取得できる資格は果敢にチャレンジした。それは大学でも同じ。その努力が認められたのは素直に嬉しい。
「だから決して身内だから秘書課に配属されたわけではない。小毬にそれだけの実力があったからだよ。自信を持って今後の仕事に生かしてほしい」
「私からもお願いいたします」
ふたりから言われ、感極まって泣きそうになり慌てて目を伏せた。
「ありがとうございます、こちらこそどうぞよろしくお願いいたします」
深々と頭を下げると、誠司君は優しく肩を撫でてくれた。
「では荻原さん、しっかり秘書課でやっていく覚悟をお決めください」
「えっ?」
覚悟って……?
顔を上げると、山浦さんは神妙な面持ちで私を見ていた。
「副社長は多くの社員から慕われており、秘書につきたい者も多く……。ですので副社長の秘書は今まで私ひとりで務めてまいりました」
そこまで聞けば、山浦さんがなにを言いたいのか理解できる。
「荻原さんは副社長の秘書につく初めての女性です。もしなにか言われたりされることがありましたら、すぐに私か副社長にご報告ください。……あなたは実力で選ばれたんです、なにを言われても堂々としていてください」
彼に言われた言葉が胸に響き、身が引き締まる。
「だから決して身内だから秘書課に配属されたわけではない。小毬にそれだけの実力があったからだよ。自信を持って今後の仕事に生かしてほしい」
「私からもお願いいたします」
ふたりから言われ、感極まって泣きそうになり慌てて目を伏せた。
「ありがとうございます、こちらこそどうぞよろしくお願いいたします」
深々と頭を下げると、誠司君は優しく肩を撫でてくれた。
「では荻原さん、しっかり秘書課でやっていく覚悟をお決めください」
「えっ?」
覚悟って……?
顔を上げると、山浦さんは神妙な面持ちで私を見ていた。
「副社長は多くの社員から慕われており、秘書につきたい者も多く……。ですので副社長の秘書は今まで私ひとりで務めてまいりました」
そこまで聞けば、山浦さんがなにを言いたいのか理解できる。
「荻原さんは副社長の秘書につく初めての女性です。もしなにか言われたりされることがありましたら、すぐに私か副社長にご報告ください。……あなたは実力で選ばれたんです、なにを言われても堂々としていてください」
彼に言われた言葉が胸に響き、身が引き締まる。