かりそめ夫婦のはずが、溺甘な新婚生活が始まりました
びっくりし過ぎて受け取ることも、なにか言うこともできずにいると、将生は早口で捲し立てる。
「小毬がもらって困るものを買ったつもりはないから。……だから受け取ってくれ」
「あ、ありがとう」
受け取り袋の中を見ると、可愛い包装紙でラッピングされた細長い箱が入っていた。
「開けてもいい?」
「あぁ」
気になり将生に了承を得てから包みを解いていく。ドキドキしながら箱を開けると万年筆だった。
全体的になだらかな曲線のフォルムで、光沢のあるパールホワイトの軸に、可憐なピンクゴールドが合わさったデザインはオシャレで、使い勝手が良さそう。なにより可愛い。
胸がいっぱいで言葉も出ず、ただ万年筆を眺めてしまう。すると将生はいつになく焦った声で言った。
「小毬に仕事を頑張ってほしくて選んだんだ。秘書職だと、なにかと書く機会が多いだろ? だから手が疲れず、書き味のいいものを選んだつもりだったんだが……。デザインが気に入らなかったか? いや、そもそも万年筆が間違いだったか?」
「ちがっ……。違うの。嬉しくて胸がいっぱいで言葉が出なくて」
「えっ?」
どんな気持ちでこれを選んでくれたんだろう。その時の将生を想像すると感極まり、涙が零れ落ちた。
「小毬がもらって困るものを買ったつもりはないから。……だから受け取ってくれ」
「あ、ありがとう」
受け取り袋の中を見ると、可愛い包装紙でラッピングされた細長い箱が入っていた。
「開けてもいい?」
「あぁ」
気になり将生に了承を得てから包みを解いていく。ドキドキしながら箱を開けると万年筆だった。
全体的になだらかな曲線のフォルムで、光沢のあるパールホワイトの軸に、可憐なピンクゴールドが合わさったデザインはオシャレで、使い勝手が良さそう。なにより可愛い。
胸がいっぱいで言葉も出ず、ただ万年筆を眺めてしまう。すると将生はいつになく焦った声で言った。
「小毬に仕事を頑張ってほしくて選んだんだ。秘書職だと、なにかと書く機会が多いだろ? だから手が疲れず、書き味のいいものを選んだつもりだったんだが……。デザインが気に入らなかったか? いや、そもそも万年筆が間違いだったか?」
「ちがっ……。違うの。嬉しくて胸がいっぱいで言葉が出なくて」
「えっ?」
どんな気持ちでこれを選んでくれたんだろう。その時の将生を想像すると感極まり、涙が零れ落ちた。