Serious Finght ー本気の戦いー
第6章 独り占め
聖也は最近同じ夢ばかり見る。
【聖】『俺、絶対夜月の事守るから!』
その言葉が毎日聖也の心をえぐる。いつだって夜月と一緒にいた。なのに……。
【聖】「守れてねぇーじゃん……。」
俺はお前の騎士(ナイト)になりたいんだよ。誰よりも傍でお前を守りたい。他の奴じゃ嫌なんだ。だからあのセンセーもアイツもほんとは見てほしくねぇーんだよ……。
聖也はそう思いながら、学校へ行く支度を始めた。
聖也は学校ヘ着くと、本部基地には行かず校舎の中へ入った。
職員室前を通り過ぎようとした時、職員室から斗真が出てきた。
斗真は聖也に気づき、声をかけてくる。
【斗】「鉄くん!」
【聖】「あ?」
聖也は、無愛想な返事をする。
斗真はそんな事を気にせず喋り続けた。
【斗】「あのね、鉄くんの机にお菓子とか手紙とか沢山入ってたんだけど……。」
あぁ、女子が入れやがったモンだな。嬉しくもないし勝手に入れんじゃねぇよ。と聖也は内心思っていたが言葉には出さなかった。
【聖】「クラスの女子が入れたんだろ。」
【斗】「そっかぁ、鉄くんモテるもんね。」
斗真は手に持っていた手紙やお菓子を見つめた。
【聖】「別にモテたくねぇーよ。」
夜月だけで充分だ、と聖也は思った。
すると、朝早く来ていた女子達が聖也と斗真を見て騒いでいる。
【女子】「キャー!斗真先生!!」
【女子】「えっ、待って!!鉄くんも居るんですけど!?」
【女子】「ヤバっ!イケメン2人揃ってるぅ!!今日早く来て正解だったぁー!!」
女子の声のデカさが異常だったのか、別の教室からもうじゃうじゃと女子が集まって来た。
最悪だ……。こうなるなら校舎入るんじゃなかった。と聖也は後悔する。
斗真も笑って誤魔化しているが、やはり女子の群れは怖いだろう。それでも上手く対応している。流石先生だ。
【美】「そこ邪魔。」
1人の言葉で校内が静かになった。女子たちは後ろを振り向く事が出来ず硬直状態。
その声の正体は、美咲だ。
【美】「聞こえないの?邪魔って言ってんだけど。」
美咲がそう言うと女子たちは道を開けた。しかし、小さな声で文句を言ったり反抗している。
【女子】「何なの……。」
【女子】「偉そうにッ……。」
女子の声は3人に丸聞こえ。美咲は文句を言っていた女子の前へ立った。
【美】「グチグチ言ってんじゃねーよ。群がって通行の邪魔をしているお前たちの方が悪いんだよ。」
【実】「ド正論!」
美咲は女子たちに暴力を奮わない。しかし言葉で女子たちを威圧する。
美咲は言い終わるとまっすぐ本部基地へと向かった。
【夜】「聖也、玲央たち探してたよ。」
【聖】「サンキューな、夜月。」
【夜】「ん」
ふたりはあるき出そうとしたが、斗真に止められた。
【斗】「星空さん、最近体調どう?」
【夜】「最近は大丈夫だよ。……この前はどうもね。じゃっ。」
夜月はそう言うとあるき出した。聖也も夜月の隣に並び歩いていく。
【女子】「ねぇ、星空さんと黒瀬先生仲良くしすぎじゃない?」
【女子】「ほんと!可愛いからって調子乗りすぎ!」
【女子】「イジメちゃう?」
【女子】「流石に、無理だよ。私達殺される。」
女子達の陰口を聞いていた龍は我慢出来ず、女子達に口を挟んだ。
【龍】「おいお前ら、でかい声で陰口言うなよー。」
軽い説教程度だったが、女子達は「ごめんなさいィィィ!!」と言い逃げて行った。
【龍】「たくー……、それにしても、星空と斗真がねぇ……。」
龍がニヤニヤしてると隣にいた悠斗が突っ込んだ。
【悠】「センセー、何ニヤニヤしてんの。キモい……。」
【龍】「おいおい、酷い事言うなよー。」
龍は赤水高校の不良たちに慣れつつあった。
昼頃、急に教室の窓が割れた。
【友】「何だッ!?」
友が急いで来てみると、1人の女子生徒が顔から血を流し泣いていた。窓ガラスの破片が刺さったらしい。
友は急いでその女子生徒を保健室に連れて行くよう斗真に頼んだ。
友は教室に入り割れた窓ガラスを始末した。
【友】「一体、誰がこんな事……。」
本部基地にはいつもの6人がのんびりと過ごしている。
実樹事件が解決した後美咲と実樹は仲直りしたらしい。
すると突然本部基地の扉が開いた。
【友】「おい、お前ら!」
友が少し荒れた声で玲央達を呼ぶ。皆は扉の方を見た。そこには友と斗真がいた。
【夜】「どうしたの?友ちゃん。」
夜月は不思議そうに聞く。
【友】「お前ら、学校の窓割ったりしてないよな?」
友は夜月に近寄った。
【玲】「そんな事誰もしてねぇーよ。それにする訳ないじゃん。」
玲央の言葉を聞いた瞬間、教師のふたりはホッとした表情を浮かべた。
【実】「でもどうして?」
実樹は首を傾げた。
【斗】「実はさっき、教室の窓ガラスが割れたんだ。」
斗真は深刻な顔つきで言った。
【渚】「窓ガラスを割ったのは僕達だと思ったの?」
【友】「一応確認だよ。」
友は頭をボリボリとかく。
すると夜月がパソコンをいじりながら、「犯人、こいつらじゃない?」と呟いた。友は急いで夜月がいじってるパソコンの画面を見る。
そこに映し出されていたのは、他校の生徒だと思われる集団が勝手に青火高の敷地内に入り、何かを窓ガラスに投げつける映像だ。
【夜】「こいつら、国立高の不良達だよ。」
夜月は友に向かって言った。
【友】「なんで夜月が知ってるんだよ。」
友は夜月の頬を引っ張る。
【夜】「ひっかい、ケンカひたことあるかあ。(一回ケンカしたことあるから)」
夜月は友に頬を引っ張られながらも説明した。
【美】「きっと負け惜しみで来たんでしょ。」
と美咲は夜月の言葉に付け足した。
【斗】「俺、国立高に行ってきます。」
斗真はそう言うと、本部基地のドアノブに手をかけた。
【玲】「待った。まだこいつらがやったとは限らないだろ?もしかしたらこの映像は夜月の手が加えられて作ったかもしれない。……もう少し様子を見てみようぜ?それに痛い目みせてやらねぇーと。」
玲央はニヤリと笑い斗真に向かって言った。
【斗】「分かったよ。」
【友】「きっと、また来ますよ。もう少し待ちましょう。」
【斗】「はい!」
そう言い友と斗真は本部基地を後にした。
【夜】「私、手加えてないし。」
皆は国立高の不良が来るまで待つことにした。
聖也は最近同じ夢ばかり見る。
【聖】『俺、絶対夜月の事守るから!』
その言葉が毎日聖也の心をえぐる。いつだって夜月と一緒にいた。なのに……。
【聖】「守れてねぇーじゃん……。」
俺はお前の騎士(ナイト)になりたいんだよ。誰よりも傍でお前を守りたい。他の奴じゃ嫌なんだ。だからあのセンセーもアイツもほんとは見てほしくねぇーんだよ……。
聖也はそう思いながら、学校へ行く支度を始めた。
聖也は学校ヘ着くと、本部基地には行かず校舎の中へ入った。
職員室前を通り過ぎようとした時、職員室から斗真が出てきた。
斗真は聖也に気づき、声をかけてくる。
【斗】「鉄くん!」
【聖】「あ?」
聖也は、無愛想な返事をする。
斗真はそんな事を気にせず喋り続けた。
【斗】「あのね、鉄くんの机にお菓子とか手紙とか沢山入ってたんだけど……。」
あぁ、女子が入れやがったモンだな。嬉しくもないし勝手に入れんじゃねぇよ。と聖也は内心思っていたが言葉には出さなかった。
【聖】「クラスの女子が入れたんだろ。」
【斗】「そっかぁ、鉄くんモテるもんね。」
斗真は手に持っていた手紙やお菓子を見つめた。
【聖】「別にモテたくねぇーよ。」
夜月だけで充分だ、と聖也は思った。
すると、朝早く来ていた女子達が聖也と斗真を見て騒いでいる。
【女子】「キャー!斗真先生!!」
【女子】「えっ、待って!!鉄くんも居るんですけど!?」
【女子】「ヤバっ!イケメン2人揃ってるぅ!!今日早く来て正解だったぁー!!」
女子の声のデカさが異常だったのか、別の教室からもうじゃうじゃと女子が集まって来た。
最悪だ……。こうなるなら校舎入るんじゃなかった。と聖也は後悔する。
斗真も笑って誤魔化しているが、やはり女子の群れは怖いだろう。それでも上手く対応している。流石先生だ。
【美】「そこ邪魔。」
1人の言葉で校内が静かになった。女子たちは後ろを振り向く事が出来ず硬直状態。
その声の正体は、美咲だ。
【美】「聞こえないの?邪魔って言ってんだけど。」
美咲がそう言うと女子たちは道を開けた。しかし、小さな声で文句を言ったり反抗している。
【女子】「何なの……。」
【女子】「偉そうにッ……。」
女子の声は3人に丸聞こえ。美咲は文句を言っていた女子の前へ立った。
【美】「グチグチ言ってんじゃねーよ。群がって通行の邪魔をしているお前たちの方が悪いんだよ。」
【実】「ド正論!」
美咲は女子たちに暴力を奮わない。しかし言葉で女子たちを威圧する。
美咲は言い終わるとまっすぐ本部基地へと向かった。
【夜】「聖也、玲央たち探してたよ。」
【聖】「サンキューな、夜月。」
【夜】「ん」
ふたりはあるき出そうとしたが、斗真に止められた。
【斗】「星空さん、最近体調どう?」
【夜】「最近は大丈夫だよ。……この前はどうもね。じゃっ。」
夜月はそう言うとあるき出した。聖也も夜月の隣に並び歩いていく。
【女子】「ねぇ、星空さんと黒瀬先生仲良くしすぎじゃない?」
【女子】「ほんと!可愛いからって調子乗りすぎ!」
【女子】「イジメちゃう?」
【女子】「流石に、無理だよ。私達殺される。」
女子達の陰口を聞いていた龍は我慢出来ず、女子達に口を挟んだ。
【龍】「おいお前ら、でかい声で陰口言うなよー。」
軽い説教程度だったが、女子達は「ごめんなさいィィィ!!」と言い逃げて行った。
【龍】「たくー……、それにしても、星空と斗真がねぇ……。」
龍がニヤニヤしてると隣にいた悠斗が突っ込んだ。
【悠】「センセー、何ニヤニヤしてんの。キモい……。」
【龍】「おいおい、酷い事言うなよー。」
龍は赤水高校の不良たちに慣れつつあった。
昼頃、急に教室の窓が割れた。
【友】「何だッ!?」
友が急いで来てみると、1人の女子生徒が顔から血を流し泣いていた。窓ガラスの破片が刺さったらしい。
友は急いでその女子生徒を保健室に連れて行くよう斗真に頼んだ。
友は教室に入り割れた窓ガラスを始末した。
【友】「一体、誰がこんな事……。」
本部基地にはいつもの6人がのんびりと過ごしている。
実樹事件が解決した後美咲と実樹は仲直りしたらしい。
すると突然本部基地の扉が開いた。
【友】「おい、お前ら!」
友が少し荒れた声で玲央達を呼ぶ。皆は扉の方を見た。そこには友と斗真がいた。
【夜】「どうしたの?友ちゃん。」
夜月は不思議そうに聞く。
【友】「お前ら、学校の窓割ったりしてないよな?」
友は夜月に近寄った。
【玲】「そんな事誰もしてねぇーよ。それにする訳ないじゃん。」
玲央の言葉を聞いた瞬間、教師のふたりはホッとした表情を浮かべた。
【実】「でもどうして?」
実樹は首を傾げた。
【斗】「実はさっき、教室の窓ガラスが割れたんだ。」
斗真は深刻な顔つきで言った。
【渚】「窓ガラスを割ったのは僕達だと思ったの?」
【友】「一応確認だよ。」
友は頭をボリボリとかく。
すると夜月がパソコンをいじりながら、「犯人、こいつらじゃない?」と呟いた。友は急いで夜月がいじってるパソコンの画面を見る。
そこに映し出されていたのは、他校の生徒だと思われる集団が勝手に青火高の敷地内に入り、何かを窓ガラスに投げつける映像だ。
【夜】「こいつら、国立高の不良達だよ。」
夜月は友に向かって言った。
【友】「なんで夜月が知ってるんだよ。」
友は夜月の頬を引っ張る。
【夜】「ひっかい、ケンカひたことあるかあ。(一回ケンカしたことあるから)」
夜月は友に頬を引っ張られながらも説明した。
【美】「きっと負け惜しみで来たんでしょ。」
と美咲は夜月の言葉に付け足した。
【斗】「俺、国立高に行ってきます。」
斗真はそう言うと、本部基地のドアノブに手をかけた。
【玲】「待った。まだこいつらがやったとは限らないだろ?もしかしたらこの映像は夜月の手が加えられて作ったかもしれない。……もう少し様子を見てみようぜ?それに痛い目みせてやらねぇーと。」
玲央はニヤリと笑い斗真に向かって言った。
【斗】「分かったよ。」
【友】「きっと、また来ますよ。もう少し待ちましょう。」
【斗】「はい!」
そう言い友と斗真は本部基地を後にした。
【夜】「私、手加えてないし。」
皆は国立高の不良が来るまで待つことにした。