世界研究部!!〜文化祭バージョン〜
帰りのホームルームが終わった後、クラスメートの一人に声をかけられ、風子は「えっと……」と突然のことに驚く。
「私、英語がほんとに無理で……。ダメかな?」
「あっ、大丈夫だよ」
「ここの問題なんだけど……」
クラスメートがノートを広げ、わからないところを指差した時だった。
バタバタと廊下を走る音が聞こえた刹那、「転校生が来たんでしょ!?」と女の子が入って来た。
その女の子が入って来た途端に、風子は驚いて「日本の学校って服装、自由なの?」とクラスメートに訊ねてしまった。クラスメートは全力で首を横に振る。
女の子は高校の制服を着ていない。一枚の長い布を体に巻いていた。
「あっ!この服はサリー。インドの民族衣装だよ」
女の子は笑顔で言うが、問題はそこではない。
呆然とする風子たちのところに歩いてくると、女の子は風子の手を強く握った。
「あなたが転校生でしょ?ちょっと一緒に来てくれる?」
女の子は風子の返事も聞かず、ぐいぐい手を引っ張って歩き出す。
「えっ?あ、あの……」
風子が戸惑っていると、ある部屋の前で女の子は止まった。
「……「世界研究部」?」
「私、英語がほんとに無理で……。ダメかな?」
「あっ、大丈夫だよ」
「ここの問題なんだけど……」
クラスメートがノートを広げ、わからないところを指差した時だった。
バタバタと廊下を走る音が聞こえた刹那、「転校生が来たんでしょ!?」と女の子が入って来た。
その女の子が入って来た途端に、風子は驚いて「日本の学校って服装、自由なの?」とクラスメートに訊ねてしまった。クラスメートは全力で首を横に振る。
女の子は高校の制服を着ていない。一枚の長い布を体に巻いていた。
「あっ!この服はサリー。インドの民族衣装だよ」
女の子は笑顔で言うが、問題はそこではない。
呆然とする風子たちのところに歩いてくると、女の子は風子の手を強く握った。
「あなたが転校生でしょ?ちょっと一緒に来てくれる?」
女の子は風子の返事も聞かず、ぐいぐい手を引っ張って歩き出す。
「えっ?あ、あの……」
風子が戸惑っていると、ある部屋の前で女の子は止まった。
「……「世界研究部」?」