君と紡ぐ物語は、甘くて愛おしい。
“哉”の説明で善哉使う人初めて会ったわ。あの和なスイーツ、ぜんざいをそう書くって分かる人なかなかいないよ?面白い子なのかもしれない。
あ、自分も名乗った方が良いのかな。
「私は、3部の妹尾飛鳥。妹の尾っぽで妹尾、飛ぶ鳥で飛鳥」
「…じゃあ、飛鳥ちゃんでいい?」
「別に飛鳥でもいいけど」
結構グイグイ来る後輩くんだなぁ。1個歳が違うと、ここまで変わるもんか。
まあ自分も、先輩相手にそんなに敬語使ってどうこうってわけではないんだけども。
だからこそもう、ちゃん付けするくらいなら呼び捨てでもいいんじゃない?と思った。
「いや、なんか…飛鳥ちゃんって感じするから、呼び捨てはしない」
「飛鳥ちゃんって感じ?」
「うん…上手く言えないけど、そんな感じ」
おかしいな、私が感じた印象とは違うのかな。
モテ王子ポジションだと思ったけど、案外人見知り?いや、人見知りだったら急に声かけるとかしないか。
「じゃあ、私は貴哉くんって呼ぶね」
気付いたら自然にそう言っていた。今の所、地学基礎でしか一緒じゃないから、多分そんなに会わないと思うのに、仲良くなりたいとすら思ってる自分がいる。