シンデレラには····程遠い
お土産

潤さんと菜々実ちゃんも
無事に帰ってきて
沢山のお土産を貰った。

菜々実ちゃん曰く
「何を見ても陽斗君が喜ぶかな
と、言って買うのですよ。」
と、言われて
呆れるやら嬉しいやら······
絢斗さんも同じみたいで
苦笑いをしていたが······

本人の陽斗は、
大喜びで······

「じゅっ、✜✛✣%#@©®…」
何やら話してる
「陽斗、ありがとう言ったの?」
と、訊ねると
首を振りながら絢斗さんをみて
にっこり笑うと
「じゅっ、なっ、あっとう」
と、頭を下げる
潤さんは、破顔して
「可愛いい!!陽斗。」
と、頭を撫でるから
私と菜々実ちゃんは、
吹き出してしまう。

直ぐに二人のお子さんも出来るだろう。
潤さんが、溺愛するのがわかるから
菜々実ちゃんと二人
頷きながら笑いあった。

その日は、快斗さんも加わり
六人で食事をしながら
お土産話を沢山きいた。

再び、絢斗さんの仕事も
忙しくなり
私は、陽斗と二人で
遊びながら
フランス語を陽斗に教えたりの
日々の中

弟の葉瑠が、日本での仕事で帰国
お昼に時間が空くからと
三人でランチをする事に

絢斗さんには伝えた。
「時間があれば、家に来るように」
と。

陽斗をベビーカーに乗せる
お出かけの話しはしていたから
手を叩いて喜んでいる。
本当に····可愛いい······

待ち合わせの場所は、
オープンテラスのある所だから
助かる。
陽斗が、色々な事に興味が
あって騒ぐから。
親にとって可愛くても
周りの人には、そうではない。

静かに寛ぎたい人もいるだろうし。
料理を楽しみにしている人も
いるだろうから。

待ち合わせ場所に着くと
帽子をかぶり
薄いサングラスをかけて
珈琲を飲んでいる男性が······
回りの女性がちらちらみている

うふふっ、本当に
自分の弟とは思えない
イケメンさんだ。

「はぁっ!!」
と、我が息子。
わかるんだと、驚いている私に
「ママっ。©®‡†№¢§£€」と。
早く。早く。と、言う。

「あっ、ごめんね。」
と、行こうとすると
きゃっ、きゃっ、騒ぐ声
いつの間にか、葉瑠がきて
陽斗を抱き上げて、高い、高い、をしている。
「陽斗、覚えていたの?」
と、葉瑠
「うん。®™℃℉-+|"」
と、答える陽斗に
「そっか、嬉しいな。」
と、葉瑠
「葉瑠、お帰り。」
「ただいま。
姉ちゃん、かわりない?」
「うん。」
と、話しながら席へと向かい
腰掛ける。
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