世界で一番幸せそうに、笑え。
その後の3時間は、息をするのも苦しいくらいだった。
何か嫌なことが後に待っていると、お腹にくるタイプなのだけれど、ほんとに体調が悪いんじゃないかと思うくらい、お腹がしくしく痛んだ。
でも、行かなきゃ。
終礼が終わって、席を立てば、先輩の教室に向かう。
深呼吸をして、扉を開けた。
…いない。
そこに先輩の姿はなく、ただ立ち尽くしていれば、バスケ部の他の先輩が話しかけてくれた。
キャプテンを探している旨を伝えると、あぁ、あいつはいつも放課後図書館で勉強してる、と教えてくれる。
足が震える。
人生ではじめて、私のことを好きだと言ってくれた人の事を振るのだ、これから。
ごめんなさい、本当に。
図書館の扉を、先程よりも闘志を込めて開ければ、誰もいないようなひっそりとした勉強スペースに、先輩がただ1人座っていた。