一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》


「っ、、おめでとう真由ちゃん!!!!!!!」

「ありがと!!!紗江も!!本当に良かった!」

「いつプロポーズされたの!?」

「それが、、金曜に会社でね。遅い時間だったから比較的に人はいなかったけど、全く居なかった訳じゃなかったから、、結構広まっちゃって。」

「それで騒がしかったんだ!!幸せな事なんだかいいんだよ〜。社内1の憧れのカップルの結婚なんて一大ニュースだもん!!会社でプロポーズなんて、、素敵。さすが真木さんだ。私も見たかったなぁ〜。」






その現場を思い浮かべてうっとしてしていると、真由ちゃんがキョトンとした表情を浮かべた。




「何言ってんの紗江。紗江なんか私よりも先に公開プロポーズされてたじゃん。」

「、、え!?私が!?いつ!?!?」

「だって片瀬くん〝結婚を前提に〟って言ってたじゃん。付き合い始めたって事は2人は婚約したった事でしょ?結婚だってもう決まってるようなものじゃない。」

「そ、、そうなのかな、、、?」

「そうだよ〜。ね!片瀬くん?」






そう言って何故か私の後ろに視線を向けた真由ちゃん。


すると突然、隣に彼が座り込んだ。




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