一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
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「お先です、柏木さん。」
「お疲れ様でした。」
「私もお先します。」
「うん、お疲れ様。気をつけて帰ってね?」
定時を迎え同僚が次々に退社していく。
隣の真由ちゃんもパソコンを落としているのが横目に入って声を掛ける。
「真由ちゃんもお疲れ様。」
「お疲れ。まだまだ量ある感じ?」
「ううん、もう少しで終わりだよ。これが終わったら人生2度目の待ち伏せの予定だから。」
「、、大丈夫?この前みたいにすれ違わない?それに何時になるか分からないんでしょ?私、一緒に待ってようか?」
「大丈夫だよ。それに待ち時間にしっかりと気持ちも整理しておきたいし。」
「本当、、?じゃあ先に帰るよ?何かあったら何時でもいいから電話してよ!?直ぐに駆けつけるからね!?!?」
真由ちゃんの心強い言葉に笑みが溢れる。
「ふふ、ありがとっ。じゃあお疲れ様。」
「お疲れ様。くれぐれも無理はしないように。」
「うん。」
真由ちゃんに手を振り、姿が見えなくなった所でもう一度パソコンに向かった。
暫くすると今日のノルマも終わってパソコンの電源を落とす。
「すみません、私もお先に失礼します。」
「「お疲れ様でーす。」」
周りには何人かしか残っておらず、申し訳なさで後ろ髪を引かれながらも部署を後にする。