一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
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彼の姿を見なくなって1週間が経った。
彼は退社して渡米した。
急だった事もあり、送別会が開かれる事もなく日本から居なくなった。
それなのに、私は未だに実家から会社に通っている。
姿を見なければ、、彼との思い出に触れなければ少しずつ気持ちは風化していくものだと思っていた。
実際に今まではそうだった。
学生の頃なら家事や部活を打ち込んで、社会人になってからは必死に仕事をして過ごせば存在を忘れる事が出来た。
どんなに好きだった相手でも1週間も経てば気持ちを整理する事ができて〝過去の恋〟だと諦める事も出来た。
それなのに今は全く同じ様には出来ない。
姿が見え無ければ無意識に探してしまう自分がいて、日に日に胸の痛みが増している。
仕事面でもちょっとしたミスが増え、生活面では食事があまり喉を通らず睡眠が浅い。
そんな私に腫れ物に触れるように優しく接してくれる同僚や家族。
申し訳なくて、、情けなくて、、自分がここまで弱い人間だったなんて知らなかった。