マスクの最強少女
「…これ、遺体の処理とか加担していいの?」
「裏警察、と言うか椿ちゃんは例外中の例外だから。笑」
良いのかい。
『椿さんは20歳みたいだけど、なんでこの仕事に興味があるの?』
『昔からですね、理由はよく覚えていないですけど。』
『そっかー。あ、ここはね、一応お金持ちの人の家なんだ。
元々計画していた殺人を施行したってさっき連絡があって、
今日の仕事は遺体の処理と、証拠の抹消。とりあえず見てて』
『分かりました』
『あと、そこの防護服と長靴履きな。綺麗な靴が汚れちゃうよ』
『お気遣いありがとうございます』
『…ありがとうなんか久しぶりに聞いたな。』
ガチャリとドアの開く音が聞こえた。リビングかどこかへ入ったのか?
『こいつだ。処理するときは絶対息の根止まってるか確認して。
無駄な殺人は面倒だから』
『はい』
仕事モードになった高地は、声色が変わった