旦那様は内緒の御曹司~海老蟹夫妻のとろ甘蜜月ライフ~
「……ああ、約束する。俺も、理子と幸せになりたい」
「本当……?」
いまだ信じ切れない様子で俺を見上げる理子。まどろっこしくなった俺は、彼女の手首を掴んで背中からソファに押し倒した。そして、鋭く目を細めて彼女に告げる。
「言葉で信じられないならなおさら……体にも教えなきゃな。俺の本気を」
とはいえ、理子がもし怯えたり、涙を見せたりすれば、なんとか踏みとどまろうと思っていた。しかし、彼女はごくりと喉を鳴らすと、覚悟を決めたように言った。
「じゃあ、教えて。……あんたの、本気ってやつ」
「……了解。疑いも不安も、なにもかも考えられないくらい、俺でいっぱいにしてやる」
そう囁いた直後、俺は理子の首筋に吸いついた。理子がと鼻にかかった甘い声をあげ、苦しげに身をよじる。その一挙一動が、俺を煽り興奮させ、彼女への想いをいっそう加速させた。
ブラウスをたくし上げると、綺麗な刺繍のブラジャーが目に入る。しかし外す作業が面倒で、カップだけを強引にずらして、やわらかなふくらみに触れた。
理子は恥じらうようにぎゅっと目を閉じ、声が漏れないよう手の甲を口元に押し付けている。