記憶の中の溺愛彼氏
翔君と付き合い出してから、私達の時間が合う時は彼のマンションで会うようになった。

一緒に料理して、食事して、ゆったりとソファーでくつろぎ、二人の時間を楽しんで…


翔君が私に触れる時は、記憶が戻るような感覚に襲われた。

私を知り尽くしている翔君は、そんな時間を楽しむように忘れられてた反応を引き出した。

指先や唇が触れるたび、私から忘れられていた記憶を呼び起こす。

「………!…」

声が出そうになるのを必死に我慢するけど、翔君の前ではそんなことは無意味で、何度も恥ずかしい思いをしてしまった。

「…大丈夫?」

私を見つめて、またキスをして、甘い雰囲気を醸し出す。


繰り返し、愛される夜は、翔君の優しさと愛情でたっぷり満たされた。


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