愛され秘書の結婚事情*AFTER
「それはむしろ、僕が言いたい台詞だな……」
独り言のように呟いて、悠臣は彼女の頬にそっと手を伸ばした。
「さっきは、もっと素直になれと言ったけど。奥ゆかしい君が大好きだよ。ただ忘れないで欲しいんだ。世界中が敵になっても、僕だけは絶対に君の味方だから。それだけは約束するから。だから、何も恐れることなんてないよ。七緒はただ自分らしく、自分が幸せを感じられるように動けばいい。それが僕の今の目標だからね」
「悠臣さん自身の希望はないんですか?」
「ないよ。今、君がここにいる。僕にとってはそれが全てだ。……こんなことを言われて困るかい?」
「いえ……」
互いの体に手を添えて穏やかな表情で見つめ合い、七緒はやんわりと微笑んだ。
「以前なら戸惑ったかもしれませんけど……。今は純粋に、悠臣さんのそのお気持ちが、嬉しいです。あなたに愛されることが、ひたすらに、幸せです」
「そう、良かった」
悠臣も微笑み、二人は笑みを交わしながら、そっと唇を重ねた。
密やかなキスを交わして、悠臣は彼女の体を腕に抱いたまま、二人の寝室へと向かった。
七緒は相手に全てを委ね、そっと目を閉じた。
温かく柔らかな親鳥の羽に包まれた雛のように、全ての脅威から完全に守られ、彼女の心は今、この上なく安らいでいた。
独り言のように呟いて、悠臣は彼女の頬にそっと手を伸ばした。
「さっきは、もっと素直になれと言ったけど。奥ゆかしい君が大好きだよ。ただ忘れないで欲しいんだ。世界中が敵になっても、僕だけは絶対に君の味方だから。それだけは約束するから。だから、何も恐れることなんてないよ。七緒はただ自分らしく、自分が幸せを感じられるように動けばいい。それが僕の今の目標だからね」
「悠臣さん自身の希望はないんですか?」
「ないよ。今、君がここにいる。僕にとってはそれが全てだ。……こんなことを言われて困るかい?」
「いえ……」
互いの体に手を添えて穏やかな表情で見つめ合い、七緒はやんわりと微笑んだ。
「以前なら戸惑ったかもしれませんけど……。今は純粋に、悠臣さんのそのお気持ちが、嬉しいです。あなたに愛されることが、ひたすらに、幸せです」
「そう、良かった」
悠臣も微笑み、二人は笑みを交わしながら、そっと唇を重ねた。
密やかなキスを交わして、悠臣は彼女の体を腕に抱いたまま、二人の寝室へと向かった。
七緒は相手に全てを委ね、そっと目を閉じた。
温かく柔らかな親鳥の羽に包まれた雛のように、全ての脅威から完全に守られ、彼女の心は今、この上なく安らいでいた。