これは恋ですか。

「九条くんじゃないか?」

高司先生のところに伺うと、先生はビックリしたように私を見た。


「あ、高司先生、新しい弁護士先生はどちらですか?」

「副社長の方は大丈夫なのか?他に手が空いている者はいないのか?」

あ、そっか。
高司先生は副社長のご予定を知らなかったんだ。

「はい。
副社長、あと一時間は会議なので。中山課長はその会議に同席です。北村さんは休暇で西川さんは受付のお手伝いに行ってます」

「そうか。じゃ、頼む。
彼女は、副社長の秘書で九条華子くんだ。
九条くん、こちらがジェファーソン法律事務所の桜木先生だ。
普段はNY支社をメインで動いてもらうが、日本に来ることもあるだろう。
社内の案内を頼む」

高司先生に紹介された女性が私を見た。

黒いタイトのパンツスーツが、出来る女って感じ。
さすがはニューヨークで働いている、キャリアウーマン。めちゃくちゃカッコイイ!しかも、美人!

それに対して、私はといえば白のふんわりとしたワンピース。
なんだか、幼く見えるかも。
せめて、スーツにしておけば良かった。

< 47 / 140 >

この作品をシェア

pagetop