これは恋ですか。
私たちのいる個室にまで、ざわつきが聞こえた。
プライベート空間を大切にしてくれている寿司利久にしては、珍しいこと。
「なんだか、騒がしいな?」
副社長も、首を傾げた、その時だった。
「お嬢ーっ!!
おい、拓人君っ!拓人君っ!!」
叫びながら個室の扉をノックし、勢いよく開けたのは血相を変えた大将だ。
何ごとかと飛び出した副社長。
私もすぐにその後を追い、現場を見て言葉を失った。
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