これは恋ですか。

その時、バックの中で携帯電話が鳴った。


画面表示は…副社長からだ!


『あ、華子くん?
大丈夫か?』


聞こえてきた副社長の声は、いつもの力がない。
こんな声、初めて。


「私は大丈夫です。
大和が、迎えに来てくれました。
副社長が連絡して下さったんですね。ありがとうございます」


『あぁ。九条教授は出張中だしな。
久我でも、いないよりマシだろ?』


「助かりました。私、腰が抜けていたので…

それより、桜木先生の容体は…大丈夫ですか?」


『傷は大したことない。
念のため今夜は入院することになった』


「無事でよかった!」


私が思わず大きな声を出すと、着替えを終えた大和がやってきた。


私は携帯のスピーカー機能で大和も副社長と話が出来るようにする。


< 70 / 140 >

この作品をシェア

pagetop