これは恋ですか。
10分後。


「遅くなった」


「専務!お疲れ様でした」


専務がいらっしゃって、正直ホッとした。


「うわ、なんだい、これ」

ひっくりかえったままのお茶を見て、専務が言った。

「片付けたいのですが、久我さんが…」

その一言で、専務には状況がわかったようだ。


「久我」


専務に肩をポンと叩かれる。
だけど。


「シッ」


なんと、久我さんは専務に“シッ”って!
信じられない。本当になんなのこの人!


パソコン画面いっぱいの謎の数式?アルファベットがザーッと下から上に流れていく。
私には速すぎて、模様にしか見えない。



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