これは恋ですか。
「あった!ここだっ!」


画面の途中で何かキーを押す。画面が止まった。


「やった。
専務、ヤバいですよ、いいもん出来ちゃいましたよ〜」


「そうか。いいぞ、久我。

華子くん、びっくりしただろう?
変人だから、こいつ。
でも、害はないから、安心して。
変になったら放っておけばいいから」


久我さんはUSBメモリを外して、私にパソコンを返してくれた。


「あーパソコンありがとう。
心配しなくても、君の情報見たりしてないから。あと、お茶、片付けていいよ」


あ、私が不審に思ってたこと、気づいてたんだ。


「俺に用だったんだろ、久我?」

「あ、そうだ。
あれ?
なんだっけ?

…忘れた」

「全く、相変わらずだな、久我。
こいつ、中学からの同級生なんだ。昔からずっとこんな感じ。

アイデアが浮かぶと周りが見えなくなってさ。
でも、すごいんだ、こいつのアイデア。
特許だって片手じゃ足りないほど持ってる」


「褒めてくれるのは専務だけ。
じゃ、用件思い出したら電話します」

「あぁ、そうしてくれ」


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