これは恋ですか。
「…ちょっと、待て。久我、華子くん。
お前たち、どうも会話が噛み合ってないぞ」

私が初音ちゃんのプクプクほっぺを突いていると、副社長が眉をひそめて話を止めた。


「初音ちゃんじゃ、まだ小さすぎますか?」

「いやいや、そうじゃなくて…」

副社長が頭を横にふる。



その時、クスクスと丹下先生が笑い出した。



「なんだか昔を思い出したわ。

華子ちゃんは、栄華女学院一番の美少女でね。
近隣の学校の男の子が華子ちゃん目当てで、よく校門の前で待ち伏せしてたわねぇ。

でも、ほらこの子、独特のオーラというか、気軽に話しかけられそうにない空気を持ってて、男の子達は皆、見てるだけが多かったわね。
たまに勇気出して声かけても、撃沈して。

うふふ、懐かしいわね、華子ちゃん」


何、何、先生ってば急に、高校時代の話を〜。
しかも、なんだか随分と大袈裟に覚えられてるし。
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