危険なキミの溺愛
やっぱり…ここは訂正しておかなきゃ。



「こっちに来て…」



手招きすると、湊がベッドサイドまでやってきた。



そして寝転がる私の枕元に腰掛ける。



「今度はなんだよ。ひとりじゃ暇だから話し相手になれって?」



「そうじゃないよ。あのね…本当は…」



湊が私の額に大きな手で軽く触れる。



「顔、真っ赤。熱でもある?」



えええっ!



私、顔が赤いの??



どうりで火照ってるわけだ。



さっきから体がホカホカしている。



「これは熱じゃないの…私もよくわからないけど、熱くて…」



湊が額から手を離さないから、余計にドキドキが増していく。



ああ、もうダメ。



この状況に耐えられない!




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