危険なキミの溺愛
「また詳しく話すから、今はそっとしておいてくれよ」



「知りてぇよ。湊の彼女は俺の友達だし。早くどの子か知りたい!」



熱く語っているキノコくん…見た目はアレただけど、結構いい人なのかも。



湊も仕方ないといった風に首を振る。



「…わかった。この間話したよな、親が勝手に決めたフィアンセがうちに来たって。それがこいつ」



湊がいつも一緒にいるグループに、この男の子もいるのかは知らないけど…そこまで話す仲なんだね。



「え。え?例のアレか」



例のアレって…一体どんな風に話されたんだろ。



疑問だけど今は口を挟まない方が良さそう。



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