危険なキミの溺愛
振り切る自信がないよ…。



だけどキスは困る!



どっ、どうしよう!



男の子たちと目が合う。



やっぱり…怖い。



「湊…お願い、来て…」



振り絞るような声しか出ない。



「…わかった」



よかった…。



スマホを男の子に返すと、急にヘコヘコと頭を下げてくる。



…どうしたの?



だけどどうやら、視線は私を通り越している。







途端、後ろから誰かにハグされた。



ふわっと漂う仄かな香り。



知ってる…私。



この香りの持ち主を。



突然のことで驚いたけど、一気に安心感に包まれる。



「もう勝手に逃げ出すなよ」



ギュッと少し強めにバックハグされて、胸がキュンとした。



湊だぁ…。



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