危険なキミの溺愛
衝撃の事実。



全く覚えてないよ!



「俺に気があるのかと思った。その後は目が合っても逸らされるし…俺の思いすごしかって思ってがっかりしたけどな」



「やだやだ、全然記憶にない…」



「花はさ、寝ぼけると…大胆になるよな。俺のベッドに寝かせるときも、たまに首筋に抱きついて離れないからな…」



ああ…私、そうなの!?



「まぁ、それが嬉しくて運んだってのもあるけど…」



「え?」



「とにかく。好き…もう、離してやんない」



首に腕を回し、引き寄せられる。



熱い眼差しに吸い寄せられるように…優しく唇が重なる。



時折唇を離し、私を愛おしそうに見つめる湊を見ているだけでクラクラする。



それに加えて、気の遠くなるように甘いキス…。



ふたりだけの甘い、甘い時間。



それは永遠に続くような気さえしていた…。









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