危険なキミの溺愛
溺愛が止まらない
どのぐらいの時間、キスしていたのかな…。



気付いた時にはすっかり日が暮れていた。



「そろそろ…ご飯作らなきゃ」



「まだいーよな?もっとしたい…」



一度体を離したのに、また優しく引き寄せられる。



もう、これ以上は私も限界!っていうか…このままだとなにもできないよ?



もう、一生分のキスをしたってぐらい長かったし…。



それなのに湊は物足りなそう。



「湊…本当にもう…」



「あともう少しだけ」



甘ったるい表情で私の唇を指でなぞる。



行かなきゃ…と思いながらも、つい目を閉じてしまう。


チュッと軽く唇に触れかと思うと、だんだん…深くなっていく。



キスの合間に漏れる湊の吐息がとても甘くって、溺れてしまわないようギュッと湊の胸にしがみついた。



その時…。



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