危険なキミの溺愛
ガチャッと玄関の方から音がした。



シンが戻ってきた…!?



思わず湊の胸を押す。



「シンが戻って来たかも…」



「だから?」



ええっ!



湊は全くキスをやめる気配がない。



それどころか面白がって私のことをソファに押し倒す。



「湊様、ただいま戻りました」



玄関の方からシンの声がする。



きゃあっ、見られる!?




困ってジタバタしていると、湊はふふっと笑ってすぐに起こしてくれた。



「まぁ、このぐらいにしておくか」



もう一度、チュッとキスをしてそのまま立ち上がった。



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