危険なキミの溺愛
「だけどさ、俺も変わりたい。花と一緒にいるのが自然な姿と思ってもらえるように…」



こんなに真剣な表情、初めてかも…。



本音で話してくれてるんだよね。



「一緒にいるのが自然な姿…」



冷やかされたり妬またりせず、そうなるならそれが理想かも。



「昨日は、太田のこともあるしカムフラージュした方がいいかと思ったけど…できれば堂々と一緒にいたいかな」



ドキドキする…。



本当にそんな風に思ってくれてるんだ。



「うん…それなら、いいかな」



湊の目を見て頷くと、途端にくしゃっと表情が緩んだ。



「やった!」



間髪入れずぎゅうっと抱きしめられた。



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