危険なキミの溺愛
ふたりの秘密
一日が過ぎて、あっという間に放課後になった。


湊は友達と遊びに行ってしまって、私一人で帰ろうとしいると靴箱で誰かに話しかけられた。


振り向くと、そこには太田さんの姿があった。



ビクッ!!



肩が大きく揺れてその後は恐怖で身動きが取れなくなる。



だって…私のことを物凄い形相で見ているから。



「とりあえずムカつくんだけど」



ええっ!



湊との…ことだよね?



手を振りあげられ、思わず目を瞑る。



叩かれる!?



「湊は私と付き合ってたの!人の彼氏盗るとかいい性格してるよね」



肩を掴まれ、靴箱に押し付けられる。



「そっ、そうじゃないの。実は…」



私のフィアンセで、ワケあってああするしかなくて…って言っても聞く耳を持たないよね?

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