危険なキミの溺愛
「俺も…ごめんなさい。湊さんの部屋に入るなって言われてたのに、しかもこんなことして…」



「全然いーよ。宙は家族のためにやったことだろ」



そのうちふたりは打ち解けて、リビングでなにやら話し込んでいる。



私の入る隙もないほど急に親密に。



宙の言っていたことが本当なら、湊のお母さんはどうして湊から直接受け取らないのかな。



謎…。



ふたりが話している間、邪魔したら悪いかなと思ってひとりキッチンで調理器具の片付けをしていた。



「花、ひとりでそんなとこにいないでこっちに来れば?」



ヒョイと湊が顔を覗かせる。



「邪魔かなぁって…」



「誰がそんなこと言った?」



後ろに回りこんで来たかと思えば、そのままバックハグ。



うわあっ…。



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