危険なキミの溺愛
「お前しかいないだろ、俺の相手って」



お前…え、私のことっ!?



「ええええっ、そ、そんな…」



「俺に好きになって欲しいって言ったよな。キスしたら好きになるかも。試してみる?」



湊に抱きしめられそうになって、後ずさり。



う…わ。



どんどん追い詰められて、ドアの近くに来たから慌てて湊の部屋を飛び出した。



そして部屋のドアを閉めようとしたけど、湊にあっさり捕まってしまった。



「逃げるなよ…」



甘い視線に、やたらと心臓がバクバクしている。



「だ…だめっ!キスしたら好きになるとか…そんなのありえない」



「しっ…」



湊は一瞬鋭い表情をしたあと、私の耳の側でこっそりと話しかけてきた。


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