俺様アイドルに求愛されてます!!〜プリンセスがプリンス?〜
「あ、すいません」
「別に構わない。」
元気の良い子からおとなしめの子まで幅広くいる。
すぐにダンスのレッスンを始めた。
選んだ曲は瑠樺のデビュー曲。
新人賞も受賞した曲だ。
体を使った表現が多くアクロバットも入っている。
1時間ほど最初の振りつけを教えて休憩に入った。
「10人全員がひとつのグループになんの?」
「いや、5人に分けられるんですよ。上手い方と劣ってる方に」
「へー」
「瑠樺はどうやってデビューしたんですか?」
「俺は、スカウトされてそのままデビューした」
「いいなー、俺もそうなりたかった」
「いやいや、ここまで来れてるお前らの方が絶対有名になるって。どう考えたって経験はお前らの方が多いからな」
瑠樺の言葉を聞いてみんな嬉しそうな顔をする。
どんだけ平和なんだろう、そう思いながらもダンス練習を再開した。
みんなが順調に覚えていく中1人だけ、苦戦している子を見つけた。
「大丈夫?」
「はい……」
「覚えれねーの?」