【演歌歌謡曲】佐伯達男のこころ歌
瀬戸大橋線
明日の朝には

俺を乗せた

寝台特急は

花の都に着くでしょう

坂出の街が

窓から見える

次第に遠ざかり

街灯り(まちあかり)小さくなってゆく

この先どこへ行くかは

まだ決めていない

泊まる宿も

巡る(まわる)名所(ばしょ)も

そんなの何も決めていない

瀬戸大橋線に入れば

野郎(おとこ)の一人旅始まる

この先どこへ行くかは

まだ決めていない


夜の瀬戸内

小さな舟の

漁火(いさりび)灯々(あかあか)と

闇夜を照らしています

この先どこへ着くかは

まだ分からない

西側の白い灯台

悲しい歌を刻んでいるよ

瀬戸大橋線を渡れば

野郎(おとこ)の一人旅始まる

この先どこへ着くかは

まだ分からない


岡山駅を出て

眠たくなった

ベッドに横たわり

そのまま眠ってしまった

この先どこへ流れるか

まだ知らない

尋ねるあて

そんなのない

ただ一人さまよいたい

瀬戸大橋線を抜けると

野郎(おとこ)の一人旅始まる

この先どこへ流れるかは

まだ知らない


瀬戸大橋線を抜けると

野郎(おとこ)の一人旅始まる

ひょっとしたらもうこのまま

帰らないかもしれない
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