【演歌歌謡曲】佐伯達男のこころ歌
四万十トロッコ列車
何気なく買った

指定席券(きっぷ)をにぎりしめて

1人乗った

トロッコ列車

春の野鳥(とり)たちの

さえずりが

放浪(さすらい)の俺を

なぐさめる

ああ四万十トロッコ列車

山の緑

優しくゆらす


山を越えて谷を越えて

どこまでも続くよ

四万十下りのトロッコ列車

娘へんろの鈴の音(ね)が

春風にのって

聞こえてくるよ

ああ四万十トロッコ列車

春はまだまだこれからさ


耳をすませば

聞こえてくるよ

川のせせらぎ

風の唄

途中停車(ていしゃちゅう)の

無人駅(えき)の風景

放浪(さすらい)の俺をなぐさめる

ああ四万十トロッコ列車

線路は遠くへとつづく
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