【短】Reduce
「好き、だよ。あたるくん…ずっとずっと」
「俺もだよ。みゃーこを忘れた日なんて、ない」
そして…震える口唇の端っこに、彼はキスをくれる。
私は、それに応えてキスを仕返す。
空っぽの私の中に、愛情を注いでくれるのは彼しかいなくて。
そんな彼ともう一度引き合わせてくれた、あの傘に、あの雨に、今は感謝しかない…。
「…今度こそ、本当に掴まえた。みゃーこ」
「……今度こそ、離さないでね?ちゃんと想いを伝えてね?」
「あぁ。分かってる。でも、頼むからもう二度と俺の前からいなくならないで。心臓が潰れるかと思った」
「ごめんね?」
ぎゅうっ
抱き締めると、髪を梳かれそのまま頬を撫でられた。
「そう思うなら、みゃーこからキスして?誓いのキスを」
「もう!意地悪…」
「ほら、早く」
「私は、あたるくんが、好き。これからもずっと……」
ちゅ、と小さなリップ音を残して、そう言うと彼は満足げに微笑んで「ありがとう」と言ってくれた…。